外壁塗装の種類と耐用年数を知っておく
塗装にはいくつかの種類があります。それぞれの特色や耐用年数、おおまかな費用の違いを知っておくと、専門業者との打ち合わせも、よりスムーズに行えます。
アクリル樹脂やウレタン樹脂、フッ素樹脂など塗装の種類と特徴
アクリル樹脂塗装は、イメージとして色の塗り替えです。この塗料の中にはさらに弾性アクリル塗料もあり、ひび割れに優れた塗料といえます。防水効果は期待できますが、外壁を保護するという面では、それほどの効果はありませんが費用を安く抑えられます。耐用年数は5年~7年程度です。
ウレタン樹脂塗装は、さまざまな補修材料にも使用されていることから、住宅の大半の塗り替えに適用されています。汚れが付きにくい塗料で防カビや防コケにも効果があります。洗浄機能は無いので年数を重ねるごとに、多少の汚れは付きますが、耐用年数が8年~10年程度とアクリル塗料よりも若干長持ちすると言われています。
フッ素樹脂塗装は、塗料の性質からみて利点の高さは王道です。近年は光触媒よりも精度が効果的といわれています。水で洗えば汚れは落ちますが、その一方汚れが付きやすいことにもなります。また独特の匂いがあり、王道とはいってもメリットとデメリットが両極端な塗料です。耐用年数は塗料のなかで最も長い13年~15年程度です。費用はウレタン塗料の数倍となっていて、コストがかかります。
塗料の耐用年数などは手入れなどにより異なる
全ての塗料には長所と短所があり、耐用年数もさまざまです。耐用年数はあくまで予測で、汚れが付着したまま放置していたり、天災に見舞われると劣化が早くなります。
また先述の塗料は代表的なものですが、これに付随して、まだまだたくさんの種類があるので、塗装を行う前に業者とじっくり打ち合わせをしましょう。
定期的にお手入れや点検を怠らないことが大切で、どんな塗料を用いても、耐用年数に差が出るので家の健康診断を行いましょう。
そして、長く付き合っていける専門業者を見つけることが大切です。リフォームをしたら終わりではなく、外壁は日々、雨ざらしになる過酷な環境で永久的に劣化しないわけではありません。業者と家主が協力しあい、将来を見据え家を丁寧に守っていくのも、景観を損なわず、耐用年数を全うする得策になります。
